笑顔の余韻

 

店長として、楽しく仕事をするにあたって「笑顔の余韻」を推奨します。

「笑顔の余韻」とは

私は人の笑顔が好きです。まぁ好きだから飲食店をやってるのですが・・・ 笑顔をしていて不快に思う人はそうそういないと思います。

仕事中って、真剣に取り組むと顔は強張ります。特に、私が働いていたお店はほぼ全席個室だったのでテーブルサービスを終えて扉を閉めたら接客終了です。

よく、廊下では無表情な顔で歩いているスタッフを見かけました。誰も見ていないから気が抜けているのだと思います。店長の私からみると、つまんないのかな~?疲れてんのかな~?と思ってしまいます。

私自信も、何も無い時に笑顔は作れません。疲れているときは疲れているし、もともと笑顔は苦手な方です。笑顔を作ろうとすると、顔が強張ってしまいます。

しかし、ある時アルバイトスタッフに言われて気づきました。いつものように、テーブルからパントリーに帰って来ると、

「店長、何ニヤニヤしているんですか?」

「えっ?。俺笑ってた?」

「はい、ずっとニヤニヤしていましたよ」

どうやら、テーブルから帰ってくる間からそのスタッフに見られるまで(5分くらい)ずっとニヤニヤしていたそうです。テーブルでお客さんとの会話で盛り上がり、個室の扉を閉めた後、素に戻るのを忘れていました。

って事は、廊下でも笑顔のままだったんだな。これ、使えるかも!と言うことで、その後もお客さんと話した直後は意識的に顔をキープする習漢を付けた結果、ほぼ笑顔でいられるようになりました。

すると、お客さんからは「店長の笑顔い~ね~」「店長の笑顔を見に来たんだよ~」と言われる事も多くなり、そんな私を見てスタッフの中でも真似をしてくれる子も少し増えました。そんな真似してくれる子を真似する子も増えてきました。気づいた時には、お客さんから、「この店はスタッフが良い笑顔で働いてて気持ちがいいなー」と言ってもらえるまでになりました。まさしく、お店の笑顔基準が上がったと思います。

1つだけデメリットがあるとすれば、さすがに真似してくれる子は全員ではないので一人、二人、三人くらいは笑顔が上手ではない子もいます。そういった子達がお客さんのテーブルに行くとすごい評価が下がってしまいます。やっぱり、意識はしていなくともお客さんはスタッフを見比べてしまうものです。

「さっきの子はいまいち笑顔が良くないな」

などと言われた事も多々あります。別に悪い子じゃないし、頑張ってるんだけどもったいないな~と思いますが、もっと笑顔で仕事してって言って笑顔が上手になるわけでは無いので、そういう子達の前では特別笑顔を際立たして、楽しいね~楽しいね~と語りかけるようにしています。

 

笑顔であふれるお店を作りたいなら、自分から笑顔を!

最高の笑顔は自然な笑顔です。自然な笑顔を作りだす事は難しい。

自然な笑顔を作り出す方法では無くて、自然な笑顔を生む方法を考えるべきだと思いました。

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