カッコ良く鍋を振るおじさん。

飲食店に就職した理由は、他に、やりたい事もなりたいものも無かったからです。

私は高校三年間、中華料理のお店で働いていました。とても忙しいお店で、スタッフも仲が良く、週5~6でアルバイトしていました。高校三年になり進路も決まらず、でも飲食店なんて絶対嫌だと思いました。

しかし、ある日曜日のお昼時でした。お店は満席、カウンターの後ろには席を待つお客さんが沢山。外が見えない程のお客さんがいました。私はアルバイトで調理は出来ず、配膳をしていました。あ~忙しいな~ もうダルイナ~と思いながらも、テキパキ注文取ったり、会計したりと作業はこなしています。

その瞬間はきました!定食のご飯をよそってる最中にふとカウンターを見ると、お客さんが、バクバクご飯を食べてます。ラーメンをザーザーすすっている人も!もうお客さんは料理に夢中になっているように見えました。そして後ろを振り向くと、50代のおじさんが一人で中華鍋を振っていました。

「カッコイイ」思わず思ってしまいました。

こんなに大勢のお客さんが食べてる料理をこのおじさん一人で作ってんだ!すげ~ みんなこのおじさんの料理を求めて、食べて、お金まで払ってくれるのか!

普段は冴えない、言い方悪いけど、ただのおじさんがすごくカッコヨク感じました。ピークが終わると、一人裏にたばこを吸いに行く。その姿もまたかっこよかったです。

こんな大人になりてーなー。サラリーマンより全然カッコヨク見えるわ。(僕にとって、当時のサラリーマンの印象は、朝電車に乗って、会社では授業のように机に座っている人)

悪くね~な。鍋振るのかっこいいな。やってみたいな。

最初のお店に就職の決め手になりました。今でも思い出す青春です。

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