深夜営業、人員不足、月の公休はせいぜい2~3日。
今すぐ居酒屋なんて辞めたいけど、自分には調理やホールの接客しかスキルが無い。
かといって居酒屋はちょっともうキツいし、でもレストランや他の飲食店に行っても結局同じなんじゃないか?
そんな悩みを持っていてなかなか今のお店を辞められない人って多いのではないでしょうか?
ともひと
居酒屋などの飲食店は入社のハードルが低いので簡単に入れるけど、バイトと同じような事しか毎日していないので
「コレだ!」というスキルも付かず、他の業種への転職に一歩踏み込めない。
でも辞めないと今の生活を変えられない。
本記事ではそんなあなたにオススメだと思います。
なぜなら、私自身が居酒屋からスーパーに転職して、体験・体感した事だから・・・
結論から言うと、今の居酒屋でのスキル(調理や在庫管理・アルバイトスタッフの教育など)を最大限に活かして
なおかつ昼間の仕事、休みもそこそこ取れる。
さらに時々接客もするけど、そこまでかしこまらなくて良い転職先はスーパーなどが一番ハードルが低いのでは無いか?
と思います。!
居酒屋からすぐに辞めて転職するならスーパーがおすすめな理由
はっきり言います。
すぐに居酒屋を辞めたいのならば、とりあえずの転職先はスーパーがオススメです。
なぜなら色々と理由はありますが断然働き安いという事。
ではさっそくなぜ居酒屋チェーンからの転職にスーパーがおすすめなのかを解説していきましょう。
夜勤、深夜労働から朝方の生活に変えられる
当たり前の事かもしれませんが、結構重要です。
あなたは居酒屋の深夜労働に慣れすぎてしまっていませんか?
私も居酒屋時代は当たり前のように行っていた夜の仕事、夜に遊ぶなんて事は週に一回あるか無いかでしたが、
朝方の生活リズムに直し夜にプライベートの時間を作ると時間の使い方が大分かわってきます。
毎日夜に時間が作れると、友人との会食の日・家族サービスの日など一週間の予定を決めて日々を過ごす事が出来ます。
(もちろんお店によってはシフト制になっているので早番・遅番はありますが・・・)
客層の質も変わり、クレームも少ない
居酒屋とスーパーを比べるとお客さんの質がかなり変わります。
居酒屋では社会人などのサラリーマンが多かったと思いますが、スーパーは断然主婦層が多いです。
もちろんお客さんと会話する機会もありますが、居酒屋での接客に比べると遙かにラクに行えます。
ともひと
居酒屋時代に培ったサービス精神を少しでも出せればお客さんの心をぐっと掴む事が出来そうな気がしませんか?
(例えば何を探しているのかコチラから声を掛けるとか、そういったお客さんの要望を見極めて先にアクションに移せるのはサービス業ならではの技ですよね♪)
そして客層も変わればクレーム内容も変わります。
なぜ居酒屋はあんなにクレームが多いんだろう?と思う程スーパーで働いてからクレームを聞かなくなりました。
(もちろんそれでもクレームはあります)
そもそも居酒屋は何かのイベントで利用する事が多いです。
(接待・デート・合コン・親睦会などなど)
故にお店側もそのイベントを成功させる為に様々なサービスをしてお客さんをもてなします。
ですがその場を濁すような事が起こるとお客さんも我慢が出来ずクレームに発展してしまいます。
しかしスーパーに来るお客さんは買い物という目的で来店されているので、そこまで良いサービスは望んでいません。
なので、お店に対するハードルが居酒屋と比べると全くの別物なのだと思います
店舗あたりの社員数も多く、パートアルバイトも主婦層がメイン
私が転職して驚いたのは社員数の違い。
スーパーはもちろん居酒屋よりも規模が大きいですよね。
と言うことはやっぱり社員数も違って来ます。
参考までに、私が働いていた居酒屋チェーン時代の最低社員構成ですが
- 90席 社員2名(アルバイト在籍20名)
- 130席 社員4名(アルバイト在籍25名)
- 240席 社員3名(アルバイト在籍40名)
- 320席 社員4名(アルバイト在籍100名)
こんな感じでした・・・
しかもアルバイトに関してはほとんどが大学生や高校生。在籍の三分の二は週2~3シフトってな感じです。
ともひと
現在転職したスーパーでは、社員数はおよそ15名。
(全国のスーパーでも平均は一店舗あたり13.5人になっています。)
これだけ社員数が多ければローテーションも組みやすいので月に9回(週休2日)の公休はほとんどの人が消化しています。
さらにパート・アルバイトさんも主婦がメイン(子育てを終えた年配の方が多い)なので大抵の方が週5フルでシフトに入っていて人員も安定しています。
もちろん繁忙期などは人員不足の期間があったりもしますが、居酒屋時代の誰もシフト出していない日、
なんて日は無いので各部門人員を入れ替えたりしながら上手く乗り越える事が出来ます。
休みがしっかり取れる会社って飲食・調理関係では探すのが難しいですよね。
居酒屋時代に上司に言われた事があります。
ともひと
ともひと
当然、半年後には退社してやりました
居酒屋で働いていると当たり前に思っていたこと。
- 深夜労働
- 休みが取れない
- 毎月人員不足
- クレーム対応
主に上記4項目に関しては断然スーパーの方が負担は掛かって来ません。
とはいえ、スーパーがラクと言うことではありませんよ!
イベント日近くになれば残業も発生するし、人員不足の日ももちろんあります。
クレーマーももちろん存在しますし、社員数が多いって事でも人間関係などの問題も出て来ます。
しかし、居酒屋時代に疲弊しながら毎日を過ごしていた。なんて事は無くなります。
次に、居酒屋からスーパーへ転職する際のおすすめな部門を紹介します。
スーパーの惣菜部門や生鮮食品部門だったら居酒屋経験を活かせる
スーパーでの惣菜部門はもちろん知っていますよね?
居酒屋で調理経験があればすんなり覚えられます。
お弁当・揚げ物・お寿司(生鮮部門の場合有り)・サラダや麺類。
実際、作り方は居酒屋時代とほぼ変わらないです。
しいて言えば、一度に調理する量は間違いなくスーパーの方が多いです。
居酒屋では注文を頂いてから調理していましたが、スーパーでは完全にその日の予定出数に合わせて時間毎に調理します。
簡単に言うと、居酒屋はお店の忙しさによって調理が後手後手になってしまいますがスーパーでは朝から先手を打って商品の調理に掛かれると言うこと。
なので、人員が少なかったり弱かったりしても事前に対策を打ちやすいので営業中に調理場がパンクするなどといった事はそんなに有りません
味付けも基本的に変わらないので、少しでも調理経験があればすんなり覚える事が出来るでしょう。
また、惣菜部門以外にも生鮮食品部門もオススメです。
私がスーパーに転職した際、包丁は使った事はありますが魚をさばいたりするのは素人でした。
最初は少し苦戦もしましたが、刺身や寿司ネタ、魚の身卸しも言って見れば慣れてしまえばどうって事ありません。
めちゃめちゃキレイに、早く、っていうプロ級の包丁さばきはセンスも要しますが、
一般にスーパーに並んでいる魚の冊や、お刺身の盛り合わせ、寿司ネタなどは量ををこなして慣れてしまえば簡単にできます。
なので、魚がさばけない・包丁のセンスが無いなんて思っていても挑戦してみると意外と覚えられるものですよ!
ともひと
今では2キロの真鯛10尾くらいなら20分程度で冊取り出来ます♪
先ほど居酒屋は後手後手スーパーは先手を打てると申しましたが、この部分も居酒屋経験が活かせると私は思います。
なぜなら、営業中に厨房がパンク、ホールも対応に追いつかないなんて経験は居酒屋で働いていれば日常茶飯事だった事と思います。
私も苦い経験が多くあります。
しかし、そのたびにオペレーションを変えて行ったり準備段取りを工夫したりとかなりあがきながら営業を立て直す力も備わりました。
売上げも上げなければ利益も取れないので、日々いろいろな危機感を持って作業指示を考えていたものです。
転職してから気づきましたが、先手を打って作業・調理を行える今の作業場は圧倒的にこの危機感が居酒屋よりも弱いと思いました。
(例えばオードブルの予約の管理や訴求の方法、スタッフへの接客意識やお客さんへの販促)
これは居酒屋経験者の強みが発揮されます。火事場の馬鹿力とでもいうのでしょうか?
もしかしたらあなたの力で革命的なオペレーションが生まれるかもしれません。
居酒屋からスーパーに転職したときのデメリットは?
今まで、スーパーに転職した時の良いところだけを書いてきましたが
もちろん嫌な事もあります。
例えば、社員が多い分人間関係が複雑になる
居酒屋時代はほとんど一人で運営していた店舗。実は一人でやっている方が気が楽な場合もあるともいます。
社員15名。週5のパートも40名弱。こんなお店に来て思った事。
人の悪口が多い・何か問題があると他人のせいにしてしまう。
特に社員15名もいると、何かと罪をなすりつける人もいます。人にやらせて自分はラクをする人もいます。
社員数が増えれば、意識の低い社員も増えるのも当たり前です。どうでも良い事で悪口を言っていたり陰口をたたいていたり
パートやアルバイトが使えないとか言っていたり・・・
最初は戸惑うかもしれませんが、そういった人達は成長も遅いです。つまり出世も遅いです。
耳障りですが、上手くすりぬけてさっさと追い抜かしてやりましょう。
服装が気になる
居酒屋で働いていた時って、やっぱり身なりを気にしていました。
髪型だったり、服装だったり。お客さんに絶えず見られているっていう意識はずっと有りました。
その時ってスーパーの惣菜部門とか生鮮食品とか従業員の人とか見ると、
衛生キャップにマスクして・・・
誰だか解らない格好で正直「ダサいな・・・あんな格好出来ないな・・・」
そんな思いもありました。
安心して下さい!!
すぐに慣れます(笑)
実は私、自分のコンプレックスの一つに「帽子が似合わない」というくだらないものを生まれた時から持っていまして・・・
今までかたくなに帽子をかぶったりしなかったのですが、
今回の転職を兼ねて、おそるおそるあの衛生キャップにマスクをして鏡を見たんですよ。
そうしたら丸顔の顔が更に丸顔になり、まるでボンバーマンの様で顔から火が出る程恥ずかしかった(笑)
でもそんな事を思っているのは私一人でした。
だって全員同じものかぶってるし、お客さんから見たら全員一緒の人にしか見えないし。
なので慣れます。
どんなに制服がダサかろうと、キャップかぶろうと、全然慣れるので
もしそんな感じの悩みで一歩踏み出せない人は気にしなくて大丈夫です(笑)
売上げ規模の違いにビビる
これはデメリットでは無いのですが、居酒屋とスーパーの売上げ規模の違いには正直ビビりました。
居酒屋時代、月商は90席で700万・140席で1000万・240席で1700万・320席で2500万。
こんな感じだったと思いますが、
スーパーだと一店舗あたりの月商は1億以上!!(平均で1億2000万)※【参考】スーパーマーケット年次統計調査 クローズアップ報告
部門毎の売上げが居酒屋レベルなんです。
数字の使い方や考え方も違ってくるので、かなり勉強が必要になってくると思います。
とはいえ、基本的に店舗の営業で必要なのはやっぱりオペレーション能力とスタッフ教育のスキル。
売り規模にビビらずに果敢に挑戦していきましょう!
もちろん見返りも大きいです。
居酒屋の店長になっても年収は400万程度ですが、スーパーの店長になれれば年収は約700万
年収だけ見ても、転職の価値は大いにありますね♪
転職するなら、転職サイトと転職エージェントに登録を!
ここまで居酒屋からスーパーへの転職理由やメリット・デメリットを紹介してきましたが、
良い会社に出会うにはもちろん転職サイトと転職エージェントは欠かせません!
ここでは、無料で登録出来るオススメ転職サイト・エージェントをご紹介します。
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