チェーン店の店長は店にいるだけでは駄目な理由。

飲食チェーンの店長の仕事はルーティーンです。

毎日パソコン開いて、店の営業を行い、原価やら人件費を維持しながら今月の予算を取りに行く。

だけ。ただそれだけ。

今のままでは駄目だと思った理由

私は8年店長を務めていましたが、最初の1年はルーティーンをこなす事と、売り上げ取ることと、失敗を改善していく事で精いっぱいでした。

2年目からは、何かとスピードが上がり、自分の時間を作れるようになりました。
3年目~6年目までは、恥ずかしながら2年目と同じことの繰り返し。

仕事の精度やスキルは上がるものの、覚える事は覚えたし、会社から言われた事もこなせるようになった。

そして、いかに会社の言う通りの事をしてても無駄だと分かった。

飲食チェーンのルールはなぜか良く変わります。
日報とか、無駄に追加される項目も多いし、提出物も毎月増える。
やる事や規制も多くなってくる。

会社が管理を出来ないので、ルールを増やし罰則を設けて従業員を縛って行く。

私も最初は上司から言われた事を忠実に行いました。今週中にこれをやれ。計画たてろ。パントリーに掲示しろなど。

でも実際やったところで、何も変わらないし、無意味に終わって行く指示ばかりだと気づき、やらなくても良さそうな事はさぼる事にしました。
そんなこんなであっという間に数年が立ち、自分が変わって無い事に気づきました。←ここまでは店舗の中だけで仕事をしていました。

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外に出てみてわかった事

店舗勤務だと、意外と外界との接触は少ないんです。自分で動かないと、寄ってくるのは、不動産の営業と保険の営業と転職の営業くらい。

外界と接触を持ちたいな~と思った私は、アポ無しで色々な処に営業に行きました。

営業先では、店の売り込みだけでは無く、相手方のメリットになるような事を考えてました。

お店に来てほしいと思っていたのは間違い無いですが、それよりも相手が喜ぶ事は何だろう?

お店が、私が出来る事って何だろう?

どこに行けば私は何か出来るのだろう?

商工会議所 商店会 街のイベント 市役所 地元の放送局とのつながり。
などなど、いろんな処に自分から顔を出すように心かけ、参加するようになりました。

参加をするとメリットは沢山ありました。

意外と飲食チェーンは地域のイベント事に参加する店は少ないです。

商店会の会長さんも言っていました。

しかし地域のイベントにはほとんどが商店会加入が義務付けられています。
月に一回の会報も届き、商工会での無料セミナーにも参加出来ます。
イベントに参加すると、プロモーションを受けたり、こまめに説明会や会議も増えていきます。

地域イベントは、普段個人店を利用される方も多く、新たな客層獲得に繋がりました。

昨年は会報で地域商品券の導入もあり、近場では唯一の飲食チェーンの参加をさせて頂きました。(ちなみに売り上げはプラスで月15万ほど

会合や総会に呼ばれる事もあり、市議会議員や市長、各会社のトップの方達との名刺交換。

自分でもびっくりしました。外の世界はこんなに面白いんだな~スケールも違うし、すごい人に出会うチャンスが多い。そしてすごい人達は、またすごい人を紹介してくれます。

私が店長をやっていて一番楽しかったのは、やはり外での繋がりだったと思います。
特に外で色々な方と出会い、名刺交換などををすると自分の身元もわかってしまいますので、より一層店舗作りを意識します。

いざ、お客さんとして来てもらった時にがっかりされないように。そして、そういうお客さんが増えると、スタッフのスキル向上にも繋がるし、基準の高い処で働けているというプライドも持てる。

最終的にスタッフの成長に繋がる事が自分の成長に繋がるんだな~と思いました。

 

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