飲食店・居酒屋チェーンなどの店長と店舗責任者の違い

店舗責任者

 

飲食店や、居酒屋チェーン店って店長いない時ありますよね。

店長かと思ったら、名札に店舗責任者って書いてあったり。

そもそも店舗責任者って何なんでしょう?

この記事では、

 

  • そもそも店舗責任者とは何なのか?
  • 店長と店舗責任者との違い
  • チェーン店に店舗責任者が多い理由

を解説していきます。

実は私も店舗責任者の期間が長かったのですが、自分的には納得して仕事をしていました。

結論から言うと、店長を名乗るには経験が不可欠だと思っています。

経験を積ませる為に店舗責任者の肩書きで店舗を運営させていろんな経験を積んで店長になるのがベストです。

 

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店長と店舗責任者の違いは何なのでしょう?

 

実は店舗責任者は基本誰でもなれます。

アルバイトだってなれるポジションです。

最近の飲食店では、店長スキルを持った人材が不足しているのが現状です。

私が思う店長とは

  • 店舗運営に関する計数管理が出来る。(人件費・発注管理・労務管理)
  • アルバイトとのコミュニケーションを上手に取る事が出来る。
  • 店舗内のすべてを把握しており、問題発生時にすぐに対応する事が出来る。
  • 防火管理・食品衛生などの資格を持っている。
  • お客様への接客を通して、スタッフを社会人として成長させられる。
  • 売り上げ、利益に対しての意識が高く会社の理念に基づいて日々成長しようと努力している。

ざっくり箇条書きにしましたが、実は出来ていない店長がほとんどです。私もすべての項目を自信を持って出来る訳ではありません。

ちなみに私は、自分が店長になれたかなと感じられるまでに5年かかりました。

それまでも、店長の肩書は持っていましたが自分自身で納得出来なく、日々理想の店長像を目標にして仕事に取り組みました。

でもこういう意識を持っている店長でないと良いお店作りは出来ないと思います。

 

私が思う店舗責任者とは

 

  • 店長を任せられるほどのスキルは無いがある程度責任を持って仕事に取り組める。
  • 店内での問題発生時に対応する担当。
  • 本部やエリアマネージャーとの連絡係。
  • 会社施策などを店舗で実行できる。
  • シフトを作成できる。
  • レジ〆が出来る。

ともひと

基本的な作業が出来れば店舗責任者になることは出来ます

最近のチェーン店などでは新卒2年目でも店舗責任者になっている若者も多いです。

そして、そのまま数か月が過ぎていき特に学んだ事も多く無く店長になって行く。

 

そんな店長が増えて行き、店長としての基準が下がってきている。

そんな流れが現在の飲食チェーンにはあると思いました。

 

ひどい店では、平気で大学生のアルバイトが店舗責任者を名乗ってクレーム対応などをしています。

それも、たいした講習も無しに。

なぜ、そうなってしまったのでしょう?

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チェーン店に店舗責任者が多い理由

 

チェーン店に店舗責任者が多い理由は一つです。

人員不足

これに尽きるでしょう。

 

チェーン店なら、過度な新店オープンや移動。店長の離職率が高く、変わりを務める人材がいない。

最近では、店長試験や店長セミナーなどといった自社開催の教育を行っている企業もあるかと思いますが、ほとんどは脱落しないでしょう。

会社が思いつく店長スキルを教え、いや、スキルを言ってそれを聞いてれば合格!みたいな。

だって、店長が少ないから早く店舗に店長・店舗責任者を補充しなくちゃ店舗の運営も出来ないしクレーム対応要員がいないから。

私も店長セミナーを受けた事がありますが、クレーム対応のロープレとかやってましたよ。(そんなのは、もっと早くにやるべきだと思います)

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私が店舗責任者から店長なった課程

実は私、店舗責任者を1年近くやらされていました・・・

ともひと

最初は早く店長やらせろよって思ったけど・・・

最初に店舗責任者になったのは入社半年後、26才の時です。
店舗責任者になった理由はもちろん

ある店舗で店長が辞めて、責任者不在になった為

エリア長には「抜擢だから!」なんて言われましたが、今思えばただの穴埋めです。

しかも、移動すると店長不在どころかホール社員は私一人。

アルバイトの在籍も少なく、毎日人員不足。

それから半年は月に2回休めれば良い方でした。

12月の繁忙期は一週間店舗に泊まり込み。座敷で寝ながらシフトを書いていた事を思い出します(笑)

 

その後、お店も軌道にのってきたころに移動が決まりました。

移動先は300席以上の大型店。お店の雰囲気も良い、かなり立派なお店です。

移動理由は

店長がバックレタから・・・

ともひと

またかよ・・・

ここでも店舗責任者として移動しましたが、半年間の苦しい経験を元に頑張りました。

そして更に半年・・・

売上げ予算・利益予算・売上げ前年度比

全ての目標を3ヶ月連続で達成して、店長に昇格しました。

 

でもその時思ったんですよね。

ともひと

まだまだ店長にはなれていないな・・・

本当に一生懸命やっていた時期なので、自分の中での店長像が目標としてはっきり出来ていたんですよね

そして5年掛けて自分が店長になれたと思った時思ったのですが、

 

店長として必要な事は全てアルバイトが教えてくれた

 

こう思いました。

飲食店はアルバイトスタッフがいないと運営出来ません。

アルバイトスタッフと本気で向き合って過ごす事。

これが店舗責任者と店長の違いではないのかな?と思います。

 

 

【飲食店・居酒屋チェーンなどの店長と店舗責任者の違い】まとめ

 

  • 店舗責任者とは、会社の場当たり的な対応で生まれたポジション
  • 本当の店長を出来る人は少なく、現状の店長もほとんどは店舗責任者レベル。
  • 本物の店長へのなり方はアルバイトスタッフが教えてくれる

エリア長などは、店舗責任者を置いてクレームが無ければラッキーくらいに思っているでしょう。

  • シフトが作れて、レジ〆出来ればなれるのが店舗責任者。
  • シフトを調整して、レジ〆を部下に教えられるのが店長。

ともひと

店長なんて肩書きはたいした意味は持ちません。それよりも大事な事を考えて仕事しましょう!

 

 

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